JA2BZTの自作アンテナ展示室
11. 4エレメント・ツイン・デルタ・アンテナ (430MHz)
全体の形
エレメント取り付け部エレメント取り付け部(裏)
給電部給電部(上から)
マストおよび取り付け金具コの字型金具用チャンネル材
分解時エレメントの接続
寸法図


 移動用として作った4エレメント・ツイン・デルタ・アンテナです。

 ブームは8エレメント・ヤギ・アンテナ(別ページ参照)と同じ2本のアルミパイプを使用する方法です。パイプの太さは 3mmです。ブームのパイプを 3mmのビスを使ってコの字型の金具とプラスチックパイプではさみます。コの字型の金具は、手持ちのアルミのチャンネル材(写真参照)を加工して使ってみました。そのため、サイズの関係でパイプは少し細くなってしまいました。固定用として使うときは弱すぎると思いますが、移動用ならなんとか使えそうです。

 エレメントの取り付けは、ネジ穴が 3.2mm、線材用の穴が 2.3mmの圧着端子を使いました。線材用の穴をドリルで削り 2.5mmのアルミ線が入るようにしました。

 エレメントは正三角形になるように加工します。曲げる部分はあまり急角度にすると折れやすくなり、修正が出来なくなるので、色鉛筆を使って丸く曲げました。両端に圧着端子をつけたエレメントが両側に付きますので、圧着端子は図のように4枚が重なります。この部分をネジで仮止めして半田づけをすると強度を増すことが出来ます。

 輻射器は図のように三角のループが並列になるように接続します。給電点は、写真のように前後にずらしてとりつけます。その他のエレメントは三角の頂点を接続します。

 輻射器にはジャンクの BNCコネクタを取り付け、直接給電していますが、特に問題は無いようです。

 ゲインは同じエレメント数のヤギ・アンテナと比較するとかなり高いようです。分解した時は一番下の写真のようになりますが、ヤギ・アンテナと比べ、エレメントが少しかさばり、移動用としてはやや、不便かも知れません。

 材料
  BNC-R コネクタ(家電製品用)
  2.5mm アルミ線
  3mmΦ アルミ・パイプ
  1mm アルミ板 
  アルミ・チャンネル材
  12mmΦ プラスチック・パイプ(取り付け用マスト)
  アクリル板(マスト取り付け用に使用)



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