JA2BZTの自作アンテナ展示室
18. 8エレメント・ツイン・デルタ・アンテナ (430MHz)
全体の形
エレメント取り付け部
給電部
ねじれ防止金具


 別ページの4エレメント・ツイン・デルタ・アンテナを8エレメントにしたものです。これは固定用で、実際にしばらく使ったので錆が出ています。

 ブームは8エレメント・ヤギ・アンテナ(別ページ参照)と同じ2本のアルミパイプを使用する方法です。パイプの太さは 6mmです。ブームのパイプを 3mmのビスを使ってコの字型の金具とプラスチックパイプではさみます。コの字型の金具は、1.5mmのアルミ板で作りました。

 エレメントの取り付けや加工は下記のように、4エレメントの場合とほぼ同じです。

 エレメントの取り付けは、ネジ穴が 3.2mm、線材用の穴が 2.3mmの圧着端子を使いました。線材用の穴をドリルで削り、2.5mmのアルミ線が入るようにしました。

 エレメントは正三角形になるように加工します。曲げる部分はあまり急角度にすると折れやすくなり、修正が出来なくなるので、色鉛筆を使って丸く曲げました。両端に圧着端子をつけたエレメントが両側に着きますので、圧着端子は図のように 4枚が重なります。この部分をネジで仮止めして半田づけをすると強度を増すことが出来ます。輻射器は図のように三角のループが並列になるように接続します。給電点は写真のように前後にずらしてとりつけます。その他のエレメントは三角の頂点を接続します。
 ブームがねじれ易いので3ヵ所にねじれ防止金具をつけています。

 給電は防水を容易にするため、コネクタを使わず同軸ケーブルを直接接続しています。写真では細いものを使っていますが、実際に設置していたときは 5D-2Vを使用していました。また、この部分はねじを含みシリコンの充填材で十分防水をします。

 エレメントが左右になるように設置したとき垂直偏波になります。

 材料
  2.5mm アルミ線
  6mmΦ アルミ・パイプ
  1.5mm アルミ板 
  12mmΦ プラスチック・パイプ


 
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