JA2BZTの自作アンテナ展示室
21. 6エレメント・ヤギ・アンテナ (430MHz)
全体の形
エレメント取り付け部給電部
アンテナ取り付け部ブームの補強
寸法図


 No.20 4エレメント・ヤギ・アンテナと同じ、屋内配線に使用するモール(ケーブル・カバー)を使ったもので、エレメントの位置や間隔を、自由に調整することができます。また、エレメントの着脱も簡単です。エレメントの形と取り付け方を違った方法にしてみました。

 ブームにはモールのベースを使い、エレメントの取り付けにはカバーを短く切って使います。エレメントには 3mmのアルミ線を使い、中央に真鍮パイプを圧着して真鍮板に半田付けします。これを両面テープで短く切ったモールのカバーに貼り付けます。この方法の方がNo. 20の方法より簡単かと思います。エレメントに真鍮や銅などを使えば真鍮板に直接半田付けが出来るので更に簡単になります。

 輻射器は寸法図に示すような形状で、 BNCコネクタを付けて 50Ωで直接給電しています。No.20のものとは違った形ですが、50Ωで直接給電出来ます。エレメントは自由にスライドすることが出来るので、試作時の検討や、実験に使うことが出来ます。
 6 エレメントともなるとブームはかなりねじれ易く移動用などで使用する時は補強が必要です。強度は両面テープでもう一組のモールを貼り付ければ良いでしょう。

 エレメントの間隔と長さは寸法図のようになりました。間隔は( )の値でもSWR を下げることが出来ました。間隔が狭いのでブーム長を短くすることが出来ますが、ゲインは少し小さくなるようです。

 このアンテナは JAMSAT (日本アマチュア衛星通信協会)のサイトを参考にして作りました。

 JAMSAT
 http://ns3.jamsat.or.jp/features/cheapyagi/

材料
 BNC-R コネクタ
 モール(ケーブル・カバー)
 3mm アルミ線
 4mm 真鍮パイプ(内径3mm)
 アクリル板(アンテナ取り付け部に使用)

 
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