JA2BZTの自作アンテナ展示室
22. J型アンテナ (430MHz)
全体の形
給電部とショートバー給電部(裏側)
ショートバー(裏側)エレメント接続部
ショートバーおよびエレメント接続部
スペーサーと取り付け部スペーサーと取り付け部(イメージ図)
マストへの取り付けエレメントの縮小
寸法図基本形


 SLIM-JIM アンテナとも呼ばれるJ型アンテナです。基本形は図に示したように J型のエレメントの下部の給電点を上下させて SWRを調整します。

 給電点を簡単に上下させる構造に良い案がなかったので、今回は寸法図に示したように給電点を固定し、給電点の下にショートバーを設け、これを上下させて調整するようにしてみました。

 ショートバーは4エレメント・ツイン・デルタ・アンテナ(別ページ参照)で使用したエレメント取り付け金具と同じものにしました。これをアンテナ上部にも設け、エレメントの長さの調整にも使っています。ねじを緩めて調整することが出来ます。両方のショートバーで一応調整は出来ましたが、もう少し研究の余地が有りそうです。

 スペーサーと取り付け具はアンテナの特性に影響を与えないようにアクリル板とプラスチックねじを使いました。しかし、この部分の影響は意外に大きく二本のエレメントの間隔、間に入る材料、スペーサーの上下位置などによりSWR が変化します。スペーサーのアクリル板には溝をつけてエレメントの間隔が変わらないようにしています。

 上側のショートバーの位置はあまり関係は無いようで、全体の長さが変わらなければ大きな変化は有りませんでした。上側のエレメントの長さは下側のエレメントと同じにし、縮小時の長さが最小になる様にしました。
 給電点は BNCコネクタを直接半田付けしていますので斜めになっています。

 マッチングの方法は違いますが基本的にはGPアンテナです。ゲインもGPアンテナ相当のようです。

材料
 BNC-R コネクタ
 3mm 銅パイプ
 アルミ・チャンネル材
 アクリル板(アンテナ取り付け部に使用)
 プラスチックねじ(3mm)
 プラスチック棒(12mm)
 

 
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