JA2BZTの自作アンテナ展示室
27. J型アンテナ(3) (430MHz)
全体の形
給電部(表)給電部(裏)
給電点の銅パイプの加工スペーサー
エレメント接続部(表)エレメント接続部(裏)
エレメント接続部の詳細図
ハンディー機への直接取り付け
銅パイプの加工図給電部の詳細図
寸法図


 No.23 で紹介したJ型アンテナの変更版です。HF用のJ型アンテナの製記事にマッチング部分を折り曲げたものがあったので、給電部分を90°曲げてみました。こうする事でハンディー機に直接取り付ける時、 L型の変換コネクタが不要になります。

 その他は No.22のものと同じです。ただ、給電部のねじの向きと基盤の接着の様子が少し違いますが、これは特に意味はありません。以下の説明もNo.22のものと殆ど同じです。

 エレメントには 3mmのアルミ線を使いJ型に曲げます。その後、給電部に使用する銅パイプを通し図のようにエレメントを90°曲げます。 給電点には銅パイプを使いました。銅パイプは外径4mm、内径3mm、長さ15mmのものを使用し、図の様に約10mmを加工します。これを2個用意し、エレメントに通します。詳細図のように 3mmのねじを使って二枚のプラスチック板で挟むとエレメントと銅パイプが圧接され、導通が確保されると同時に位置が固定されます。プラスチック板には、強度が優れているので、ガラスエポキシ基板の銅箔をはがして使いました。
 固定した状態で銅パイプに BNC-Rコネクタを半田づけします。コネクタは家電製品用のものを使用しました。

 上記のような構造で、ねじを緩めて給電点の位置を簡単に調整することが出来ます。また、エポキシ基板と、銅パイプおよびナットを接着剤で固定し、調整時の取り扱いが容易になる様にしています。

 エレメントの接続部分はビスの頭をプラスチックパイプの内側に入れ、外側に蝶ナットを使いました。移動先でドライバーを使うことなく組み立てが出来ます。ビスの頭は締め付け時に回転してしまうので接着が必要です。また、ビスの頭を通すためプラスチックパイプに穴をあけています。接続部分に使用したアルミ板は1mm厚です。

 スペーサーは 1.5mmのアクリル板でエレメントの間隔が変わらない様にしています。多少の位置の変化はあまり性能に変わりはありませんが、コネクタに近い方が影響は少ないようです。

材料
 BNC-R コネクタ(家電製品用)
 3mm アルミ線
 4mm 銅パイプ
 アクリル板
 アルミ板
 ガラスエポキシ基板
 ねじ(3mm) 
 蝶ナット

 
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