JA2BZTの自作アンテナ展示室
9.5エレメント・ヤギ・アンテナ (430MHz)
全体の形全体の形(裏)
エレメント取り付け金具放射器の端
給電部
寸法図


 移動用のアンテナでは、エレメントは軽く丈夫なものが適しています。そんな材料を考えていて、思いついたのが傘の骨です。壊れたビニール傘が何本もあったので、遊び心が騒ぎ、作ってみたのがこのアンテナです。

 どうせなら廃物利用アンテナにしようと思い、エレメントは傘の骨、ブームも傘の軸(ポール)を使いました。

 エレメントは針金を使ってアクリル板にとめ、これをΩ型の金具でブームに取り付けています。放射器は別ページの4エレメント・ヤギと同じ接続とし、50Ωで直接ドライブしています。また、両端を格好良く曲げることが難しいので、角型にしました。接続は骨のくぼみに針金を入れてはんだで固定しています。 BNCコネクタは家電用のジャンク品を使いました。

 Ω型の金具の精度が悪く、アクリル板とブームとの固定がしっかりしなかったので、アクリル板にビニールテープを貼って適度の摩擦を得ています。また、ブームについている赤いものは分解した後、再組み立てのときのためのエレメント位置のマーカーです。装飾用の薄いテープ(ラミネート・テープ?)を使いました。マストへの取り付けは写真では分りにくいですが、小型の目玉クリップをつかいました。

 このアンテナは廃品を利用して、多少材料費を安くすることが出来ますが、あまり美しいとは言えない出来上がりになってしまいました。ブームもさび易いようです。厚塗りが出来るような塗料できれいに塗れば、もう少し印象が変わるかと思いますが、あまりコストをかけると廃物利用の意味がなくなります。

材料
 BNC-R コネクタ(家電製品用)
 銅線 2mm
 アクリル板
 アルミ板
 ビニールテープ
 ラミネート・テープ(?)



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